ほとんどの松高生は最初の一歩でつまずきます。簡単に言ってしまえば、授業がわからないのです。
これは学校の先生の責任ではありません。高校の勉強は、量・質ともに中学とは比べものにならないので、そもそも十分な説明時間が取れないのです。
最初の一歩である「わかる」に到達できないので、その先の「できる」に到達できる日はいつまでたってもやってきません。
松高生の大半が直面する「最初の一歩でずっこける」ことを解消するには、単にわからない問題を教えたり、生徒の質問に答えたりしているだけでは足りません。
必要なのは「まとまった時間をかけた体系的な授業」です。理解の積み上げのために、授業は必要不可欠なのです
松高生の入学時点の学力に合わせて、1から10まできっちり説明することで、学校の授業ではどうしても不足しがちな「確かな理解」を作り上げます。
理解が重要といっても、単にわかりやすい授業をすればよいというわけではありません。
生徒にとって最適なレベルの授業はは生徒の学力によって全く異なります。
恥ずかしながら、設立当初はこの「授業のレベル」がかみ合わず、何度も悔しい思いをしました。そのたびに改訂を繰り返してきたのが松明塾の映像授業です。だから松明塾の映像授業は、そんじょそこらの予備校の授業とはワケが違います
成績を決めるのが授業の善し悪しではないことを私たちはよく知っています。
なぜって?
だって同じ入試を受けて松高に合格した松高生に、全く同じ映像授業を提供しても、出てくる成績は本当にバラバラだからです。
もちろん、多少の得意・不得意はあるでしょう。でも、あくまでも多少です。だって、他の子と比べて明らかに頭がよいのなら、その子は松高ではなくもっと上の高校にいくはずですから(笑)。本当は川越高校に行けるのに、どうしても松高に行きたくて松高を選んだなんていう珍しい子は(多分)いないでしょう。
では、なぜ同じくらいの学力を持った生徒の間でこんなにも成績が変わってしまうのか。私たちはそれを追求し続けました。そして、ようやくその原因が見えてきました。
成績の差が生まれるのは「授業」ではなく、授業を受けた後の勉強のやり方・勉強の質にあるのです。一例を挙げると…
このような様々な違いが。成績の違いに現れます。
映像授業はすばらしい道具ですが、それだけでは成績は絶対に上がりません。なぜなら、映像授業では「わかった」のレベルまでしか行けないからです。
理解は確かに重要ですが、理解することがゴールではありません。理解し、身につけ、活用できなければ成果にはつながりません。残念ながら、映像授業では生徒をここまで連れて行くことができないのです。
松明塾の個別指導は、先生がつきっきりで教えてあげるためのものではありません。
個別指導を通して実現するのは、生徒の学習全体の質が上がることです。
そのためには、一人ひとりの勉強の様子を観察し、そこから見えてくる個々人の問題を個別に解決していくことが必要です
これができるのは、経験を備えた生身の人間だけです。動画でやれることは動画でやり、人にしかできなことは人がやる。人間にしかできないことをやるのが松明塾の個別指導です。
私たちが考える成績アップの公式があります。
学習の量×学習の質×継続
この3つのうちどれか1つが欠けても成績は伸びません。継続的な勉強をせずに成績を上げた人は松明塾には一人もいません。松明塾に通う生徒はほぼ全員が成績を上げています。それを実現しているのは、映像授業や個別指導の力だけではなく、毎日継続的に勉強を頑張る生徒自身の努力です。
松明塾に通う生徒たちは本当によく勉強します
高校1年生たちは口を揃えて
「高校受験のときよりも、高校に入ってからの方がはるかに勉強しています。正直、中学のときにこれだけやれてたらもっと上の高校にいけたかもしれないと思います」
と言います。
では、松明塾に入れば自然とそんな風に勉強するのかといえば、もちろんそんなことはありません。彼らが高校受験よりも頑張ることができるのは、継続的に頑張るためのトレーニングを日々積んでいるからです。
継続力を鍛えるトレーニングとなるのが毎週月曜日の計画作成です。
ここには大きく3つの秘訣があります。
1) 毎週月曜という起点を徹底的に守る
2) 立てた目標はやる気の有無に関わらず達成する
3) 未達成に終わったときには振り返りを通して、同じ失敗をしないための策を考える
これを継続的に行うことで、継続力が身についていきます。
もちろん、目標を守れないこともありますが、それは大した問題ではありません。大事なのは、目標を作り、それを達成しようと努力することです。
目標は全て自分で考えて決めます。もちろん、学習カリキュラムは塾で決めますし、ある程度のペースの目安は提示します。しかし、目標を決めるのはあくまでも生徒自身です。だってそうでしょう。
自分ではなく他人が決めた目標に対して、誰が本気になるでしょうか?
人が無理矢理決めた目標を達成できなかったとして、誰が本気で反省をするでしょうか?
そんな「魂の入っていない目標」なんて何の価値もありません。形式的に目標を立てるだけなら、その時間に勉強を進めた方がまだ成績は上がるでしょう。
自分の体調や、部活のスケジュール、成績の目標、そういった色々なものを考慮しながら、しっかりと頑張るための目標を自分で立てる。そして、自分で立てたからには責任を持つ。
そういう目標作成を毎週毎週実施することで、次第に「自分で決めたことを守る力」がついてきます。
これを継続的に行うことで、継続力が身についていきます。
これこそが継続力の源となるのです。