中学よりも高校こそ塾が必要です
高校でも塾に通うの?と思う人もいるでしょう。
確かに「中学までは塾、高校からは予備校」というイメージを持つ人は多いかもしれません。
しかし、現実的には塾を最も必要としているのは高校生です。
高校生のつまずきどころは生徒によって変わる
成績を順調に上げるにはどうしたらよいでしょう?
大切なことは色々ありますが、まずは基本的なステップを着実に踏むことです。
- 授業内容を理解する
- 自分の力で解けるようにする
- いつでも解けるレベルに仕上げる
このどこかでつまずくと成績は思うように上がりません。
しかしその「つまずきどころ」は生徒の学力レベルによって大きく異なるのです。
松高生は中学レベルの知識に穴が空いている
授業内容を理解するために必要なことは「わかりやすい授業」ではありません。
まず理解のためには基礎知識が必要です。たとえば分数の足し算を考えてみましょう。
- 分数の足し算をするには通分が必要
- 通分をするためにはかけ算の知識が必要
- かけ算を知らない人は「わかりやすい授業」を聞いてもできるようにならない
- わからないのは頭が悪いからではなく基礎知識がないから
これと同じことが高校の勉強にも当てはまります。
では松高生はどうでしょう。ほとんどの生徒は中学の内容に大きな穴が空いています。
松高生の成績を上げるにはこの「中学レベルの穴」を踏まえた指導が必要です。
他の高校はどうでしょう?
もちろん高校のレベルによって違います。松高生以上の穴だらけの高校生もいれば、そんな穴はすこしも空いていない高校生もいます。
学校を絞らなければ生徒が本当に必要としている指導はできません。
現実の松高生と松高の授業のギャップ
松高は進学意欲が高い高校です。難関大へ生徒を送り込もうという意識は同じくらいの偏差値の高校と比べても高いと思います。
その分、授業のレベルも高く、学習の進度もなかなかの早さです。
問題は、この高い意識が松高生の学力とうまく釣り合わないことです。
特に基礎知識の欠けた生徒にとっては、授業が丁寧な階段ではなく、越えられない壁のように感じます。
基礎知識の欠けた松高生にとって、松高の授業は階段ではなく壁のように感じます。やる気があってもうまく乗り越えられません。
これを解決する方法は2つだけ。生徒が自分で乗り越えるか、誰かが階段をかけてあげるかです。
塾が階段を作ってあげることによって生徒は順調に上っていくことができます。学校か塾かではなく、両者は相互補完の関係にあります。
これはどこの高校でも同じではありません。高校によって指導方針は異なります。
でも、松高生にとっては絶対に必要な指導です。
全員の成績を上げたい
他にも書き切れないくらいの「高校による違い」がありますが、その全てに踏み込むには専門化しかありません。
色々な高校に対応することは「大変」ではなく「不可能」です。一部の生徒の成績を上げることはできても、全員の成績を上げることはできません。
もちろん、複数の高校を対象にしている塾でも成績が上がる子はいるでしょう。
でも私たちは生徒全員の成績を上げたいんです。
きれいごとに聞こえますか?でも本音です。でなければこの少子化の時代に独立して塾なんてやりません。
学校を1つに絞ることは商売的にはデメリットしかありませんが、教育的には良いことだらけです。
では、どちらを選ぶのか。
松明塾は教育を選びました。
今年で設立10周年を迎えますが、その選択には1カケラの後悔もありません。